英和翻訳LanBridge - 40+年の経験から翻訳のコツを紹介

英和翻訳歴約半世紀になりました。 翻訳のTipsや私が翻訳した著書のオススメなどを呟きます。

#世界の格言・名言 #人生の成功と失敗について

僕がツイッターで毎日掲載している #名言・格言集をブログでも紹介させていただきます。定期的に英語・日本語で、また時々は日本語・英語で載せていきます。お楽しみに。

 

“Enthusiasm is the match that lights the candle of achievement.” –William Arthur Ward

「熱意とは、達成というロウソクに火を灯すマッチのようなもの」 - ウィリアム・アーサー・ワード

 

Courage is not the absence of fear, but rather the judgment that something else is more important than fear.” –Ambrose Redmoon

「勇気とは恐れを持たないことではなく、むしろ恐れを些細なものと見極めることである」 - アンブローズ・レッドムーン

 

“Life without risks is not worth living.” –Charles A. Lindbergh

「リスクのない人生など生きる価値はない」 - チャールズ・Aリンドバーグ

 

“It only takes one person to change your life- you.” –Ruth Casey

「あなたの人生を変えるのに必要な人はただひとりそれはあなた」 - ルース・ケーシー

 

“If you are clear about what you want, the world responds with clarity” –Loretta Staples

「何が欲しいか明確ならば、世界も明確に反応してくれる」 - ロレッタ・ステープルズ

 

“The distance is nothing, it is only the first step that is difficult.” –Mme. Du Deffand

「問題なのは距離ではなく、第一歩を踏み出すことです」 - デファン夫人

 

“Anything in life worth having is worth working for.” –Andrew Camegie

「人生で、持つべき価値のあるものは、働いて手に入れる価値がある」 - アンドリュー・カーネギー

 

“It takes a strong fish to swim against the current. Even a dead one can float with it.” –John Crowe

「流れに逆らって泳ぐのが強い魚。流れに沿うだけなら死んだ魚にだってできる」 - ジョン・クロウ

 

“Believe in yourself and there will come a day when others will have no choice but to believe with you.” –Cynthia Korsey

「自分を信じなさい。そうすれば、世界もいつかあなたを信じるようになるでしょう」 - シンシア・コーセー

 

 

 

 

# 和文英訳・英文和訳: 略歴

英文和訳を始めてほぼ半世紀。また必然的に和文英訳も、アメリカ人妻とバイリンガルの娘たちのネイティブチェックを受けながら必要に応じて手掛けてきました。内容も宣伝広告やホームページ、メニューなどから各種教材や企業の事務通信、法的文書、各種論文など様々ですが、2020 年に入った頃から英語の小説や詩集などを電子書籍市場に向けて訳し始めました。

こうした小説類を訳すようになって、それまではあまり関わってこなかった未踏の領域でも翻訳をするようになりました。ですが、電子書籍はまだまだ一般的でなく活用度も低い市場です。そこでこの機会に、これまでに訳してきた中でも是非みなさんにも知っていただきたい本を紹介していきたいと思います。

 

今日ご紹介したいのは、「 Practically Imperfect 」: メリー・フレーム原作: という女刑事をヒロインにしたラブコメディです。日本語のタイトルは「いみじくも不完璧」としました。

ちょっとここで一部紹介しますね。

「・・・ラリー・ロスコは前市長の息子で、サイテーのクソ野郎だ。ある晩、ラリーが運転していた車を止めたパトカーに乗っていたのがこのジミーだった。ジミーは、トニーとわたしの勤務年数を足し合わせたよりも長く警官を勤めているが、ラリーの車に複数の男たちが乗り合わせているのを見た彼は、逮捕には後援が必要になるだろうということで、わたしが現場に呼び出され、図らずもその騒ぎに関わることになってしまったという経緯がある。

 トニーは尖った目つきでわたしを睨みつけると、「お前、ヤツに言われたことを証言するつもりなのか?

 呆れて物が言えないとはこのことで、わたしは様々な装備で嵩張る制服の重さを踏み堪えながら体を動かした。制服の下には防弾チョッキ、腰には複数の武器を収めたベルト、こうした通常装備がわたしの女性曲線に食い込むのだ。

 「頼まれないなら証言なんかしないわ。逮捕の最中に被告が『 50 セントでしゃぶってくれ』って言っただなんて、反対尋問に出てくるわけないじゃない」わたしは顔をしかめた。

 トニーはニヤッと笑い、「あいつ、君のこと警官だって知ってたんだろうか?」と言った。

 「相当ラリってたからね、きっとわたしをユニコーンか何かだと思い、わたしに跨がって虹を探しに行く気だったんじゃない?

 堪えきれなくなってトニーは笑い出した。そして椅子に腰かけると、もう二、三日は剃刀をあててないんじゃないかと思われる無精髭を指先で撫でた。「ロスコの親父のほうは来年、知事に立候補するみたいだぞ」

 実に好ましからぬ状況だ。あのバカ親子はどんなことがあっても権威の座などに就くべきではない。あの家族について耳にするのは醜聞だけだ。

 「で、話変わるけど。ほら、昨日君が話してたあの、ラリーと一緒だった奴?」・・・・

 

139,000 語の結構なボリュームの本でしたが、訳していても非常に面白くて「仕事」というよりは「娯楽」感覚で翻訳できたので、皆さんもチェックしてみてはいかがでしょう? アマゾンやKindleなど見つける事ができるはずです。